似顔絵とイラスト・コラージュのSHIORIのブログ

イラストレーターSHIORIは東京・大阪を活動拠点に書籍や文具やコラージュを中心に活動しています。

2009.12.17

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若き日の阿部サダヲさんが
部屋の壁一面に「何をしたらいいのかわからない」
と書いたという。
今となっては、日本を代表する、ステキな役者さんで
なくてはならない存在。


大学4年生のとき
みんな黒いスーツを着ていた。
コツコツ、カツカツ。
少しはや足で歩くその姿を
他人事のように見てた。


大学受験のときもそうだった。
国公立とか、私立とか
受験にどんな教科が必要かも知らなくて
結局、作文を書いた。
勉強がキライなわけじゃなかった。
ただ、先のことに無頓着だった。


黒い服を着て活動をしていなかったら
大学のナントカ科の人に呼び出されて
ちゃんと活動するようにと指導された。


なんとなく、スーツを買って、
なんとなく、就職活動をしてみることにした。
けれど、お天気のよい日に
電車に乗っていると
なんだかもったいな気がして
途中で電車をおりた。
どうしても、黒いスーツが苦手で
普通のお洋服で行ったら、入れませんと追い返された。
なんで、スーツを着なきゃだめなんだろうとトモダチに聞いたら
その人を公平に見るためだよと教えてくれた。


なんだか無理してる気がして
毎日が悲しかった。
なんとなくのことだからがんばれなかった。
何をしたらいいのかわからなかった。


だから
チェコに行った。
チェコの空は、他のどの国の空よりもキレイに見えた。
ショーウィンドウに飾られたボヘミアングラスが
とてもキラキラしていて
街はとてもにぎやかで
みんな、とてもたのしそうだった。
たのしかった。


チェコから帰って
ちゃんと考えた。
今まで生きてきた中で、一番頭を使った。
ココロも使った。
けど、考えたら、やっぱり
絵を描きたいと思った。
モノを作りたいと思った。


だから、絵を描くヒトになると決めた。
そう決めたら、あとは歩くだけだった。


これをすると決めること
それをはじめる勇気を持つこと
夢はかなう。


寄り道しても
迷っても
この道が好きだから


卒業式の日、教授に言われた。
「おまえは好きな道を好きなだけ進むのが合ってる」
がんばれって。
ただの酔っぱらいの、
たよりのないコトバだったけど
今もココロに残ってる。


今はなんとなくじゃない。
それはたしかなこと。